カテゴリー別アーカイブ: ジャズフレーズ

Sonny Clerk(ソニー・クラーク)フレーズ

Sonny Clerk(ソニー・クラーク)のフレーズをご紹介いたします。

Sonny Clerkフレーズ1 ブルーノートスケール

Sonny ClarkのSoftly as in A Morning Sunriseを耳コピしてみました。



スケールのルートの音のDからフレーズは始まります。
F,F#,Gのあたりがブルーノートスケールらしい響きですね。

Sonny Clerkフレーズ2 ブルーノートスケール

こちらもSonny ClarkのSoftly as in A Morning Sunriseからのフレーズです。

Dexter Gordon(デクスター・ゴードン)フレーズ

Dexter Gordon(デクスター・ゴードン)のフレーズをご紹介いたします。

Dexter Gordonフレーズ1 メジャーツーファイブワン

DEXTER GORDON – Softly As in The Morningテーマからアドリブに入る58秒当たりのフレーズです。

コード進行Em A7 Dm
  • Em:E(1) F(アプローチノート) E(1) D(7)
  • A7:C#(3),E(5),G(7),B♭(♭9th)
  • Dm:A(5) F(3)
  • ドミナント7th(A7)のところの♭9がキーポイントですね。 コード切り替わるタイミングでテンションノートを使い、半音下の音(A(5))に落ち着かせる。

    Joshua Redman(ジョシュア・レッドマン)フレーズ

    Joshua Redman(ジョシュア・レッドマン)のフレーズをご紹介いたします。

    Joshua Redmanフレーズ1 ブルースフレーズ


    Joshua Redman how we do
    めっちゃかっこいいなぁと思って耳コピ一部してみました。
    ブルーノートスケールのみで構成されています。
    今回はCブルーノートスケールで表現しています。

    Joshua Redman How we do フレーズ1
    Joshua Redman How we do フレーズ1

    Charlie Parker (チャーリー・パーカー)フレーズ

    モダン・ジャズ(ビバップ)の父 チャーリー・パーカーのフレーズをご紹介いたします。

    Charlie Parkerフレーズ1 ブルースフレーズ

    キーはCです。 Now’s the timeのフレーズです。非常に有名なフレーズです。

    Charlie Parkerフレーズ2 ブルーノートスケール

    こちらもNow’s the timeのフレーズです。 Aブルーノートスケールで構成されています。(A,C,D,E♭,E,G)

    E(トニック)のあとG(ドミナント)が二連続で続句部分は終息させたい!という気持ちを持たせます。
    そこからのA(トニック)で終息させてそのあとブルーノートスケールの特徴的な音のE♭で違和感を持たせてC(トニック)で落ち着かせるという考えられたフレーズですね。

    不安定続きから安定させる。
    不安定な音は安定な音で挟み込むと良いのでしょうね。

    キャンディー・ダルファーのフレーズ紹介

    私の大好きなキャンディー・ダルファー様のご機嫌でファンキーなフレーズを紹介します!

    キャンディー・ダルファーとは

    キャンディー・ダルファーはオランダ アムステルダム出身のサックス奏者 マドンナやプリンスらのオランダ公演でのバックバンドミュージシャンとして注目を集める。プリンスのアルバムにも参加して評価を得るも、自身のリーダー作にこだわる姿勢を見せ、袂を分かつこととなる。(Wikipediaより抜粋)
    私が一番好きなサックス奏者です。 美人な上に情熱的!もうメロメロです。 彼女ほどあるとサックスが似合う女性はいません! キャンディ・ダルファーのフレーズ一つ一つがかっこよすぎる! またライブは音楽だけでなくエンターテイメントとしてとても楽しいです。 ブルーノートに行ったときは私の目の前を通って。。。いい匂いでした(笑)

    キャンディー・ダルファー フレーズ1 マイナーペンタトニック


    Pick up the pieces 2:30あたりのフレーズです。 Dマイナーペンタトニックで構成されています。

    キャンディー・ダルファー フレーズ2 ブルーノートスケール

    sax a go goで使われているフレーズです。 Gブルーノートスケールで構成されています。

    キャンディー・ダルファー フレーズ3 ブルーノートスケール

    saxagogo

    アドリブフレーズではなくSax a go goのテーマです。 Cブルーノートスケールです。

    John Coltrane(ジョン・コルトレーン)フレーズ

    John Coltrane(ジョン・コルトレーン)のフレーズを解析、紹介いたします。 随時更新予定です。

    John Coltraneフレーズ1 メジャー2-5-1

    解析

    動画でも記載がありますが
    1小節ごとにDm→G7とコードを変化させると考えると
    Dm A(5) F(m3) D(1) A(5) C#(7) A(5) C(♭7) A(5)
    G7 B(3)

    ただ2拍ごとに変化するツーファイブワンと考えることもできます。

    Dm A(5) F(m3) D(1) A(5)
    G7  C#(#11) A(9) C(アプローチノート) A(アプローチノート)
    CM7 B(7)

    G7のC,AはBへ向かうためのアプローチノートと考えられます。

    フレーズアイディアを使ってフレーズ作成方法

    作成したフレーズのご紹介(コード進行Dm→G7)

    作り方
    フレーズ後半部分
    1.ターゲット音を決める(Gのコード構成音から)
    2.できる限りコード構成音を使い半音進行での下がり方、上がり方を決める(表拍を決める)
    3.裏拍の音をコード構成音から決める

    フレーズ前半部分
    4.適当にコード構成音を当てはめる

    フレーズアイディアを使ってフレーズ作成例

    コード進行Dm→G7

    参考
    Dmの構成音 D,F,A
    G7の構成音 G,B,D,F

    1.ターゲット音を決める(Gのコード構成音から)

    ターゲット音はGとする

    2.半音進行での下がり方、上がり方を決める(表拍を決める)

    A→G#→Gと半音ずつ下がる。
    AはDmの構成音

    A?G#?G

    3.裏拍の音を決める

    AとGは使われているためDとする。

    ADG#DG

    4.適当にコード構成音を当てはめる

    FDADFADG#DG

    瞬時にフレーズを作る練習

    1.コード構成音を覚える
    2.フレーズ後半部分のパターンを覚える
    1は基礎練ということで割愛
    後半部分のパターンは以下の3要素が決まれ場システマチックに作れます。
    このパターンを体に叩き込む練習です。

    終着音×終着音へ上昇で行くか、下降で行くか×裏拍の音
    これをもとに作成してみました。

    終着音上昇/下降裏拍の音フレーズ
    G上昇DF D F# D G
    G上昇AF A F# A G
    G下降FA F G# F G
    G下降DA D G# D G
    B上昇FA F B♭ F B
    B上昇DA D B♭ D B
    B下降FD F C# F C F B
    B下降AD A C# A C A B
    D上昇FA F B♭ F C F C# F D
    D下降AF A E A E♭ A D

    これを一般化すると

    開始音終着音上昇/下降裏拍の音
    Ⅰの3度Ⅴの1度上昇Ⅰの1度
    Ⅰの3度Ⅴの1度上昇Ⅰの5度
    Ⅰの5度Ⅴの1度下降Ⅰの3度
    Ⅰの5度Ⅴの1度下降Ⅰの1度
    Ⅰの5度Ⅴの3度上昇Ⅰの3度
    Ⅰの5度Ⅴの3度上昇Ⅰの1度
    Ⅰの1度Ⅴの3度下降Ⅰの3度
    Ⅰの1度Ⅴの3度下降Ⅰの5度
    Ⅰの5度Ⅴの5度上昇Ⅰの3度
    Ⅰの3度Ⅴの5度下降Ⅰの5度

    John Coltraneフレーズ2 メジャー2-5-1

    John Coltraneフレーズを紹介している動画より

    2-5のあとキーを変えて2-5-1です。

    Em7 A7部分の解析

    Em7のところでCが使われている理由は、、、正直わかりませんが。。 それ以外の部分はコードトーンにのっとってますね。

    Em7A7
    C G C EC# A C# E

    Dm7 G7 C部分の解析

  • Dm部分 スケール上昇、4音目のF#はGへのアプローチノート
  • G7部分 2音目は♭13のテンションノートを使ってますが、それ以外はコードトーン
  • C部分 3度の音ですね。
  • このフレーズとてもビバップらしいフレーズですね

    John Coltraneフレーズ3 メジャー2-5-1

    John Coltraneフレーズを紹介している動画より

    最後のEm7 A7 D7の部分のツーファイブワンの解析

  • Em7部分 最初の音は9thのテンションノート!以降はコードトーン
  • A7部分 3、#11
  • D7部分 コードトーン(トライアド)
  • ほぼコードトーンだけでこんなにかっこよくなるもんなんですね。。。 感服です。

    フレッド・ジャクソン Dippin’ in the bag マイナーペンタフレーズ2


    フレッド・ジャクソンのDippin’ in the bagを耳コピしてみました。
    0:05当たりのフレーズです。


    Dマイナーペンタトニック+アプローチノートのフレーズです。
    Dから始まり、Aまで上昇後下降、そしてアプローチノート(C#)を使ってDで収束します。
    C#の音がいい味を出していますよね。