今回の内容が分かると枯葉のコード進行のどこでどのようなスケールを使えばよいかが分かり、少しジャズっぽく演奏できるかと思います。
またほかの曲の分析をするときにも役立つと思います。
まずは枯葉のコード進行の一部を記述します。(いろいろな解釈がありますが、以下のものを採用します)
キーはC(テナーサックス用のものです)で考えます。
Dm7 |
G7 |
CM7 |
FM7 |
Bm7(♭5) |
E7 |
Am7 |
A7 |
Dm7 |
G7 |
CM7 |
FM7 |
Bm7(♭5) |
E7 |
Am7 |
Am7 |
Cメジャーのダイアトニックコードは以下のものです。
※ダイアトニックについてはこちらをご参照下さい。
コード名 |
構成音 |
|
CM7 |
CEGB |
トニック |
Dm7 |
DFAC |
サブドミナント |
Em7 |
EGBD |
トニック |
FM7 |
FACE |
サブドミナント |
G7 |
GBDF |
ドミナント |
Am7 |
ACEG |
トニック |
Bm7(b5) |
BDFA |
ドミナント |
基本的にはCメジャースケールを使えばよいのですが、E7、A7がダイアトニックじゃないですね。
E7についてはBm7(♭5)→E7→Am7(マイナーツーファイブワン進行)なのでAハーモニックマイナースケールを使えばよいです。(Cメジャースケールの5度の音を半音上げ)
詳しくはこちらをご参照下さい。
次にA7について考えてみましょう。
ポイントはA7→Dm7となっている部分です。
Aを5度と考えると、Dは1度の音ですね。(A(5),B(6),C(7),D(1))
つまりここもマイナーのファイブ ワン進行となっています。
ということはA7の部分はDハーモニックマイナースケール(D,E,F,G,A,B♭,C#)を使えばよい!ということになります。
まとめると
基本はCメジャーでOK
E7はGではなくG#を
A7はBではなくB♭、CではなくC#を使う!
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