カテゴリー別アーカイブ: ジャズ練習

chameleon アドリブアイディア

コード進行は大変シンプルで Cm7 F7 の繰り返しです。アドリブアイディアとしては下記スケールが使えます。Cm7,E7がダイアトニックコードとして含まれるのはB♭メジャーですので
・B♭メジャースケール(B♭,C,D,E♭,F,G,Am)
・B♭メジャーペンタ(B,C,D,F,G)
がつかえますね。(ダイアトニックコード参考)

間間でコード分散和音を挟むといったアドリブもよいと思います。

オーギュメントコード(aug)一覧

オーギュメントコード一覧

オーギュメントコード一覧
オーギュメントコード一覧

オーギュメントコード(aug)の一覧です。
メジャーコードを覚えていれば5度を半音あげるだけです!

実は4グループ覚えればオーギュメントコードはすべて覚えられる!

また以下の4グループを覚えればオーギュメントはすべて覚えられます。

構成音 コード
C E A♭ Caug Eaug A♭aug
D♭ F A D♭aug Faug Aaug
D F# B♭ Daug F#aug B♭aug
E♭ G B E♭aug Gaug Baug

CのAug→CEA♭、EのAug→EA♭C、A♭のAug→A♭CEとなります。

オーギュメントコードの使い方例(ツーファイブワン)

メジャーセブンスのところでオーギュメントコードは使えます。
かなり独特な響きをするのでコード分散だけでも十分かっこいいフレーズになります。
Dm7→G7→CM7 でのツーファイブワンの例を以下に記します。

オーギュメントコードを使ったツーファイブワン
オーギュメントコードを使ったツーファイブワン

スケールの覚え方(メジャー等)

スケールの覚え方(メジャー)

黒鍵盤はピアノの黒鍵盤をどれだけ使うかを覚えることが一番楽かな。。。と考えました。
C:黒鍵盤なし
C#:C,Fと黒鍵盤すべて
D:C,Fのみ黒鍵盤
E♭:E♭,A♭,B♭,FGCD
E:EAB、黒鍵盤すべてからB♭を除いたもの
F:B♭のみ黒鍵盤
G♭:FBと黒鍵盤すべて
G:F#のみ黒鍵盤
A♭:CFGと黒鍵盤すべてからG#を除いたもの
A:ABDE C#F#G#
B♭:B♭、E♭のみ黒鍵盤
B:黒鍵盤すべてとBE

気が付いたこと

こう見ると黒鍵盤をすべて使うメジャースケールは以下の三つなんですね。
C#:C,Fと黒鍵盤すべて
G♭:FBと黒鍵盤すべて
B:黒鍵盤すべてとBE

自分の中でジャンル分けして覚えると覚えやすい。。。気がします。

コードの組み合わせで覚える

またもう一つの覚え方としてはメジャーとマイナーの組み合わせです。
スケールのルートのメジャーコードと、全音上のマイナーコードを組み合わせると6音のスケールができます。それプラス一つ暗記しましょうという手法
CメジャーならCメジャー(CEG)とDマイナー(DFA)でBのみを覚えればよい。

ポイント

タイトルにはメジャーと書いていますが構成音を覚えてしまえば、開始音を変えるだけで実はいろいろなスケールを覚えられます。
例えばCメジャーはA始まりだとAナチュラルマイナーとなります。

2度始まり:ドリアン(DEFGABC)
3度始まり:フリジアン
4度始まり:リディアン
5度始まり:ミクソリディアン
6度始まり:エオリアン(ナチュラルマイナー)
7度始まり:ロクリアン

Billie’s Bounceのテーマから得るアドリブのヒント①

コード進行はG7→C7です。

すごいですよね。
何がすごいかっていうとアプローチノートとコードトーンしか使わずにメロディーができているところ!
G7の初めの4音はアプローチノート、次の4音はコードトーン+C7のコードトーン!
でC7に入ってからはコードトーンです。

シンプルだけどビバップっぽさがよく出ているフレーズ。

・・・このアイディアを用いてなんとなく作ってみました。

アプローチノートとコードトーンだけ

なんですがいまいちかっこよくない。。。
もう少し研究します。

テンションノート一覧(早見表)

アドリブフレーズを作るにあたりテンションノート一覧がほしいなと思ったのですが、なかなか見当たらなかったので作成しました。メジャー7th,マイナー7th,ドミナント7th,マイナー7th(♭5)に対応した早見表です。

メジャー7thのテンションノート

M7コードに加えられる音:9、♯11、13

19#1113
CDF#A
C#D#GA#
DEG#B
D#FAC
EF#A#C#
FGBD
F#G#CD#
GAC#E
G#A#DF
ABD#F#
A#CEG
BC#FG#

練習方法

全音上のメジャートライアドがテンションノートになっています。
→全音上のトライアドを演奏するといったトレーニングがおすすめです
例)CM7ときたらDMの音を演奏する

<上記のテンションノート、コードトーンで構成されているコード>
M6:1,3,5,13
sus4:1,11,5

マイナー7thのテンションノート

M7コードに加えられる音:9、11、13

191113
CDFA
C#D#F#A#
DEGB
D#FG#C
EF#AC#
FGA#D
F#G#BD#
GACE
G#A#C#F
ABDF#
A#CD#G
BC#EG#

<上記のテンションノート、コードトーンで構成されているコード>
m6:1,♭3,5,13
sus4:1,11,5

練習方法

全音上のマイナーがテンションノートになっています。
→全音上のトライアドを演奏するといったトレーニングがおすすめです
例)Cm7ときたらDmの音を演奏する

ドミナント7thのテンションノート

ドミナントモーション(Ⅴ7→Ⅰ7、 Ⅴ7→Ⅰm7)で使えるテンションノートです。
7 に加えられる音:9、♭9、♯9、♯11、13、♭13

1♭99#9#11♭1313
CC#DD#F#G#A
C#DD#EGAA#
DD#EFG#A#B
D#EFF#ABC
EFF#GA#CC#
FF#GG#BC#D
F#GG#ACDD#
GG#AA#C#D#E
G#AA#BDEF
AA#BCD#FF#
A#BCC#EF#G
BCC#CFGG#

<上記のテンションノート、コードトーンで構成されているコード>
aug:1,3,♭13
dim7:1,#9,#11,13

マイナー7th(♭5)のテンションノート

m7(♭5)コードに加えられる音:9、11、♭13

1911♭13
CDFA♭
C#E♭F#A
DEGB♭
E♭FA♭B
EF#AC
FGB♭C#
F#A♭BD
GACE♭
A♭B♭C#E
ABDF
B♭CE♭F#
BC#EG

ブルーノートスケール一覧とフレーズ紹介

ブルースなどマイナーな曲で大活躍のブルーノートスケールの一覧をご紹介いたします。
適当に上下するだけでもかっこいいです!

ブルーノートスケール一覧

まずは一覧をどうぞ!

ブルーノートスケール一覧です。

CブルーノートスケールCE♭FF#GB♭
C#ブルーノートスケールC#EF#GA♭B
DブルーノートスケールDFGA♭AC
E♭ブルーノートスケールE♭F#A♭AB♭C#
EブルーノートスケールEGAB♭BD
FブルーノートスケールFA♭B♭BCE♭
F#ブルーノートスケールF#ABCC#E
GブルーノートスケールGB♭CC#DF
A♭ブルーノートスケールA♭BC#DE♭F#
AブルーノートスケールACDE♭EG
B♭ブルーノートスケールB♭C#E♭EFA♭
BブルーノートスケールBDEFF#A

ブルーノートスケールを使ったフレーズ1

こちらの動画の2つ目のフレーズを紹介します。


Aブルーノートスケールで構成されています。
A→D#(ブルーノート)へ行くのがポイントですね。

ブルーノートスケールを使ったフレーズ2


1小節目のフレーズを少し長くしたのが3,4小節目のフレーズです。
Cブルーノートスケールで構成されています。
マイナー3rdであるE♭で始まるのがキモですかね。

ブルーノートスケールを使ったフレーズ記事

Girl from ipanemaコード解析と使えるスケール


ボサノバどいえばこの曲ですよね。

Girl from ipanema コード分析(inB♭)をしていきます。
Bフラット管ではキーはGです。
私はテナーサックス(Bフラット管)吹きなのでBフラット管での分析を行います。
解析してみて初心者向けではないなと感じました。
理由としては
・いろんなスケールが出てくる(ノンダイアトニックばかり)
・小節数が32ではない等ということで

逆にノンダイアトニックを聞かせるだけでそれなりに曲っぽさは出るのかなとも思います。

ダイアトニックコードを書き出します。※ダイアトニックについてはこちら参照

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(b5)
GM7 Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 F#m7(b5)

キーがGなのでベースはGメジャースケールで演奏します。
Gメジャー(G,A,B,C,D,E,F#)

■1~4小節 
GM7 → A7
A7はノンダイアトニックでAm7との違いは3度の音つまり、C#を使うことを心がけましょう。

■5~8小節 
Am7 → D7 → GM7 → D7
譜面によって違うかもしれませんがここはメジャーツーファイブワンで行きましょう。

■9~12小節
GM7 → A7
A7はノンダイアトニックでAm7との違いは3度の音つまり、C#を使うことを心がけましょう。

■13~16小節  
Am7 → D7 → GM7
譜面によって違うかもしれませんがここもメジャーツーファイブワンで行きましょう。

■17~20小節
A♭M7 → D♭7
変則的な4度進行です。
A♭M7はD#メジャー
D♭7はF#メジャー

■21~24小節
BM7 → E7
変則的な4度進行です。
BM7はF#メジャー
E7はAメジャー

■25~28小節
CM7 → F7
変則的な4度進行です。
CM7はGメジャー
F7はA#メジャー

17~28はスケールがコロコロ変わりますので要練習ですね。

■29~32小節
・Bm7 → E7(-5) → Am7 → D7(-5)
ここも4度進行ですがそれぞれスケールもバラバラ。。。
コード分散で行きましょう。

■33~36小節
1~4と同じです。

■37~40小節
5~8と同じです。

Now’s the time(ブルース)コード解析と使えるスケール

Now’s the time コード分析(inB♭)をしていきます。
Bフラット管ではキーはGMです。
ピアノではFでNow’s the time やBugs grooveなどをまとめてFブルースなどと言ったりしますよね。
チャーリーパーカー
私はテナーサックス(Bフラット管)吹きなのでBフラット管での分析を行います。

ダイアトニックコードを書き出します。※ダイアトニックについてはこちら参照

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(b5)
GM7 Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 F#m7(b5)

Gブルーノートスケール一発でいけます!詳細は省きますが
G,B♭,C,C#,D,Fを使うだけでブルージーに聞こえます。

■1~4小節 
D7 → G7 → D7
ノンダイアトニックですね。
ここはブルーノートスケールもしくはGメジャースケールを使いましょう。

■5~8小節
G7 → G#dim → D → F#m7 → B7
G#dimはノンダイアトニックの音のG#
B7はD#を使うとコード感がでます。

■9~12小節
Em7 → A7 → D → Em7 → A7
Em7 → A7 → D メジャーツーファイブワン
Em7 → A7 メジャーツーファイブ

Now’s the timeのチャーリーパーカーアドリブフレーズ
Now’s the timeのチャーリーパーカーアドリブフレーズ2
などが使えます。
またジャズのアドリブを実践できるページにてブルースのアドリブ体験できます!

Take Fiveコード解析と使えるスケール

Take Five コード分析(inB♭)をしていきます。
Bフラット管ではキーはFm(A♭M)です。
私はテナーサックス(Bフラット管)吹きなのでBフラット管での分析を行います。

ダイアトニックコードを書き出します。※ダイアトニックについてはこちら参照

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(b5)
A♭M7 A#m7 Cm7 C#M7 D#7 Fm7 Gm7(b5)

キーがFmなのでベースはFマイナースケールで演奏します。
Fマイナー(F,G,A♭,A#,C,C#,D#)

■1~8小節 
Fm7 → Cm7 の繰り返し
・Fマイナー一発でいけますね。

■9~12小節 
C# → A#m7 → Cm7 → Fm7 → A#m7 → D#7 → A♭ → A♭7
・基本的にはFマイナー一発でOK
・A#m7 → D#7 → A♭ → A♭7はA♭のメジャーツーファイブワンを使えばなおよしですね。

■13~16小節
C# → A#m7 → Cm7 → Fm7 → A#m7 → D#7 → Gm → C7
・基本的にはFマイナー一発でOK
・A#m7 → D#7はA♭メジャーのツーファイブで行きましょう!
・Gm → C7はFメジャーのツーファイブで行きましょう!

以降
Fm7 → Cm7 の繰り返し

自由すぎてどうしてよいかわからない感がありますよね。
Fマイナースケール一発で基本的にはOKですが、のっぺりした感じになってしまいますので、随所でコード分散やツーファイブワンフレーズを使いましょう。