スケール音をベースにしてその周りに装飾をつけていきました。
一段目がスケール音のみ(オクターブ下がりなどはしていますが、基本上昇しています。)
二段目が一段目をもとに装飾をつけてみたフレーズ例です。
コード進行はDm G7 CM7のツーファイブワンです。
コードトーンの上下から挟み込むアプローチノートを用いたアドリブフレーズです。
1小節
頭2拍:C(Dmの7度)を上下から挟み込んでいます。
以降頭拍にコードトーンを持ってくる。
Dm→G7のつなぎは長2度のコードトーンでつなぎたかったので
F(Dmの3度)→G(G7の1度)としました。
2小節目
前半の二拍コードトーンとアプローチノートです。
後半はターンを使ってみました。
3小節目
コードトーンとアプローチノートの後にコードトーンの上下から挟み込むアプローチノートを用いてG(CM7の5度)に落ち着かせています。
耳に残るフレーズ感はあまりないですが、ロジカルにフレーズが作り上げられるのだなと感じています。
ターンを用いたアドリブ例です。
1小節目の初め、3小節目の初めが当該箇所です。
ターンとはターゲット音の2度上→ターゲット音→ターゲット音の2度上2度上というようにターゲット音を囲い込むフレーズです。
2小節目はアプローチノートを使ったフレーズアイディアメジャーツーファイブワンをもとに作ってみました。
コード進行はDm G7 CM7のツーファイブワンです。
アプローチノートを使ったフレーズアイディアを考えてみました。
作り方は8分音符の偶数拍(2,4,6,8)にコードトーンを置き、奇数拍はアプローチノートを使うという方法です。
ポイントは
1 奇数拍に16分音符を使うときは半音階ずつ(長2度、単2度)下がり(上がり)、ターゲットノートにおちつける。
2 奇数拍に8分音符を使うときは全音階(長2度)で下がり(上がり)、ターゲットノートにおちつける。
3 4分音符一拍ごとになるべく離れた音階を使う
Bill Evans – Soirèe
静かで繊細なビル・エヴァンスらしい曲です。
寝る前に聞くととても心休まるジャズです。
フレーズづくりのルールをまとめたページです。
どこでも共通
1.スケールを用いたフレーズ作成時の音の並びは隣の音、一つ飛ばし、5度圏の音、4度進行 のいずれかで推移すると良い。
参考:☆But Not For Me練習⑦13~16小節 練習 ツーファイブフレーズ
2.アプローチノートを使ったフレーズアイディア
作り方は8分音符の偶数拍(2,4,6,8)にコードトーンを置き、奇数拍はアプローチノートを使うという方法です。
参考:アプローチノートを使ったフレーズアイディア
3.コードトーンの上下から挟み込むアプローチノートを用いたフレーズアイディア
参考:コードトーンの上下から挟み込むアプローチノートを用いたフレーズアイディア
メジャーツーファイブワン
ファイブ
1.♭9th→1→7th→#7thを使うといい感じになる。
チャーリー・パーカー CONFIRMATION のツーファイブワンフレーズー1ファイブの作り方より
2.Vオルタードスケールを用いて、Vオルタードスケールのルートにスケール的に落ち着かせる。
もしくはVオルタードスケールのルートにあえて戻らずにワンのフレーズにつなげる。
例.Gオルタードスケール:G G# A# B C# D# F を用いる場合
B♭ → A♭ → Gで終息させる。
D# → F → Gで終息させる。
7.オルタードスケールを用いたメジャーツーファイブワンフレージング
マイナーツーファイブワン
BILLIE’S BOUNCEの譜面を見ていてテンションノートを使えばかっこよいフレーズになるかと思って作ったのが本フレーズです。
コード進行は Dm7 G7 CM7です。
G7のところでテンションノートを用いてみました。
コード進行 Bm7-5 → E7 → Am
マイナーペンタをベース作成しています。
1小節目
三連符はAマイナーペンタのルートからスケールを上昇し、Fまで行ったらBm7-5のコード分散で降ります。
2小節目
E7の初めの音はAマイナーのノンダイアトニックであるG#ではじめます。
Aマイナーブルーノートスケールを使います。
3小節目
Aマイナーのコード分散から始めます。
またAマイナーブルーノートスケールを使います。
コードは
■一小節目 Em7-5→A7
■二小節目は Dm7
です。
まずまずなルールが作れたかなと思ったのでまず完成版としようと思います。
ルール1 ツー、ファイブはほとんどコード分散和音で!
ルール2 ブルーノートスケールの特徴的な音を三連符で用いる
ルール3 ワン はマイナーペンタスケールのみで作る!
以上です。
コードは
■一小節目 Em7-5→A7
■二小節目は Dm7
です。
Dマイナーペンタはdfgacです。
マイナーペンタを用いて上昇していくタイプのフレーズです。
ルール
①マイナーペンタの音を使う。
あとはルートから始まり、クロマチック的にやったり、単純に上昇したりしているだけです。
下降パターンも同様に作れそうですね。
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