John Coltrane(ジョン・コルトレーン)のフレーズを解析、紹介いたします。
随時更新予定です。
John Coltraneフレーズ1 メジャー2-5-1
解析
動画でも記載がありますが
1小節ごとにDm→G7とコードを変化させると考えると
Dm A(5) F(m3) D(1) A(5) C#(7) A(5) C(♭7) A(5)
G7 B(3)
ただ2拍ごとに変化するツーファイブワンと考えることもできます。
Dm A(5) F(m3) D(1) A(5)
G7 C#(#11) A(9) C(アプローチノート) A(アプローチノート)
CM7 B(7)
G7のC,AはBへ向かうためのアプローチノートと考えられます。
フレーズアイディアを使ってフレーズ作成方法
作成したフレーズのご紹介(コード進行Dm→G7)
作り方
フレーズ後半部分
1.ターゲット音を決める(Gのコード構成音から)
2.できる限りコード構成音を使い半音進行での下がり方、上がり方を決める(表拍を決める)
3.裏拍の音をコード構成音から決める
フレーズ前半部分
4.適当にコード構成音を当てはめる
フレーズアイディアを使ってフレーズ作成例
コード進行Dm→G7
参考
Dmの構成音 D,F,A
G7の構成音 G,B,D,F
1.ターゲット音を決める(Gのコード構成音から)
ターゲット音はGとする
2.半音進行での下がり方、上がり方を決める(表拍を決める)
A→G#→Gと半音ずつ下がる。
AはDmの構成音
3.裏拍の音を決める
AとGは使われているためDとする。
4.適当にコード構成音を当てはめる
瞬時にフレーズを作る練習
1.コード構成音を覚える
2.フレーズ後半部分のパターンを覚える
1は基礎練ということで割愛
後半部分のパターンは以下の3要素が決まれ場システマチックに作れます。
このパターンを体に叩き込む練習です。
終着音×終着音へ上昇で行くか、下降で行くか×裏拍の音
これをもとに作成してみました。
終着音 | 上昇/下降 | 裏拍の音 | フレーズ |
G | 上昇 | D | F D F# D G |
G | 上昇 | A | F A F# A G |
G | 下降 | F | A F G# F G |
G | 下降 | D | A D G# D G |
B | 上昇 | F | A F B♭ F B |
B | 上昇 | D | A D B♭ D B |
B | 下降 | F | D F C# F C F B |
B | 下降 | A | D A C# A C A B |
D | 上昇 | F | A F B♭ F C F C# F D |
D | 下降 | A | F A E A E♭ A D |
これを一般化すると
開始音 | 終着音 | 上昇/下降 | 裏拍の音 |
Ⅰの3度 | Ⅴの1度 | 上昇 | Ⅰの1度 |
Ⅰの3度 | Ⅴの1度 | 上昇 | Ⅰの5度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの1度 | 下降 | Ⅰの3度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの1度 | 下降 | Ⅰの1度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの3度 | 上昇 | Ⅰの3度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの3度 | 上昇 | Ⅰの1度 |
Ⅰの1度 | Ⅴの3度 | 下降 | Ⅰの3度 |
Ⅰの1度 | Ⅴの3度 | 下降 | Ⅰの5度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの5度 | 上昇 | Ⅰの3度 |
Ⅰの3度 | Ⅴの5度 | 下降 | Ⅰの5度 |
John Coltraneフレーズ2 メジャー2-5-1
John Coltraneフレーズを紹介している動画より
2-5のあとキーを変えて2-5-1です。
Em7 A7部分の解析
Em7のところでCが使われている理由は、、、正直わかりませんが。。
それ以外の部分はコードトーンにのっとってますね。
Dm7 G7 C部分の解析
Dm部分 スケール上昇、4音目のF#はGへのアプローチノート
G7部分 2音目は♭13のテンションノートを使ってますが、それ以外はコードトーン
C部分 3度の音ですね。
このフレーズとてもビバップらしいフレーズですね
John Coltraneフレーズ3 メジャー2-5-1
John Coltraneフレーズを紹介している動画より
最後のEm7 A7 D7の部分のツーファイブワンの解析
Em7部分 最初の音は9thのテンションノート!以降はコードトーン
A7部分 3、#11
D7部分 コードトーン(トライアド)
ほぼコードトーンだけでこんなにかっこよくなるもんなんですね。。。
感服です。