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ディズニーソングのジャズアレンジ曲のおすすめをご紹介!

みなさんは“ジャズ”と聞いてどのようなものを思い浮かべますか?

大半の方はジャズに対して落ち着いているといった印象を持ち、「喫茶店で流れていそう」といったようなイメージをされる方もいるのではないでしょうか。

そんな中、ジャズ特有の曲調を活かし、「既存している曲をジャズアレンジする」といったことも多くみられます。

その中でも有名なのが、ディズニーソングのジャズアレンジです。

ということでこの記事では、「そもそもジャズにはどのような特徴や魅力があるのか」という部分をおさらいしながら、そこからおすすめのジャズアレンジがされたディズニーソングを紹介していきます。

独特な雰囲気が魅力的!ジャズの特徴とは

まずはジャズについて、基本的な知識を見ていきましょう。

リズム感やアドリブに関してはジャズを語るうえで欠かせないものでもあります。

こうした基本的なところをしっかりと知っておくことでジャズアレンジされた曲をより楽しむことが出来るようになりますので、改めて確認していきます。

アドリブがあってこそのジャズ

「アドリブがなければジャズではない」と言っても良いほど、ジャズというのはアレンジ命のエンターテインメントなのです。

そのたねジャズの基本的な演奏の方法も、「最初に基本となるメロディーを演奏してそこからそれぞれの楽器がアドリブをはじめ、最終的にまた基本的なメロディーに戻って終わる」というものになっています。

この時のアドリブというのはもちろん演奏者どうしでも“どのようなアレンジをするか”という打ち合わせはありませんし、その場その場で即興で行うわけです。

一人一人の演奏者が行うアドリブでどれだけ観客を魅了することが出来るかというところが、演奏者の腕が鳴るところなのです。

ジャズはオフビートで雰囲気を出している

4拍子の場合、基本的には「1,2,3,4」とリズムをとるとき、「1,3」の部分が強拍になるものが多いです。主たる例としては盆踊りです。

こちらを聞いて、1,2,3,4と声に出してリズムをとってみるとわかると思いますが、いっち にー さん しー と1,3を強調して歌ってしまうはずです。

一方でジャズの場合にはその反対の「2,4」が強拍になるのです。後ほどご紹介するディズニーのジャズアレンジの楽曲に合わせて1,2,3,4と声に出してリズムをとってみてください。

その「いつもと違う感じ」というのも、ジャズ特有の独特な雰囲気を演出している大きな理由と考えることができるのです。

ディズニーソングのジャズアレンジ曲のご紹介

ディズニーソングのジャズアレンジされた作品を紹介していきます。 ジャズ特有の雰囲気を出しながらもディズニーソングのワクワク感も適度に残された、絶妙なブレンドがされている作品を、ご堪能ください。

勢いをつけたいときにぴったり!アンダー・ザ・シー ジャズアレンジ

アンダー・ザ・シー

ディズニー映画の中でも特に印象的で代表的な「リトル・マーメイド」の挿入歌である、「アンダー・ザ・シー」。

アップテンポな印象はそのままに、適度に遊び心を感じるアレンジがされています。

仕事をしていて「勢いをつけたい!」という場面に最適ですね。

仕事中におすすめ!ホール・ニュー・ワールド ジャズアレンジ

A Whole New World

王道ですね、「アラジン」で有名な「ホール・ニュー・ワールド」。

この動画の作品はドラムも使われていますが、そこまで主張が激しいドラムではないので、ジャズの落ち着いた雰囲気は壊れていません。

とはいえドラムなどのパーカッションが入っているので、仕事中にかけるのがおすすめです。

本アルバムをCDで持ってるのですが、ほかの曲も似た雰囲気で全曲通して聴いてみることもおすすめです。

夜のドライブデートとかにもいいかもしれませんね。

 

寝るときにおすすめ① コンパス・オブ・ユア・ハート ジャズアレンジ

コンパス・オブ・ユア・ハート

こちらはディズニーシーにある「シンドバッドの冒険 ストーリーブックヴォヤッジ」の挿入歌であり、「コンパス・オブ・ユア・ハート」のジャズアレンジ。

動画のタイトルにある通り、睡眠用として最適な作品です。

ピアノのみの演奏で、晴れ渡る大空と果てしなく青い海が思い浮かぶ一曲。

睡眠時にかければ落ち着いて眠りに落ちてしまいそうですね。

寝るときにおすすめ② ビューティー・アンド・ザ・ビースト ジャズアレンジ

ビューティー・アンド・ザ・ビースト

「こんな情熱的な恋がしたい」とスクリーンの前で胸を焦がした女性も多いのではないでしょうか、「美女と野獣」より「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」です。

こちらの動画はピアノのみのジャズアレンジですので、寝る際におすすめの一曲です。

落ち着いたアレンジとなっていますが、やはりこのメロディーを聞くだけで劇中に登場するお城を彷彿とさせる一曲となっています。

まとめ ディズニーソング×ジャズは唯一無二の存在感

ここまでジャズアレンジされたディズニーソングを紹介してきました。

ディズニーを代表するような映画の挿入歌から、アトラクションの挿入歌をアレンジしたものもありました。

仕事の集中力を上げるようなものもありますし、逆に睡眠時にちょうどよい曲もあります。

ワクワク感を残しながらもジャズの独特な雰囲気も感じさせる、そんな他にない魅力を持つのがジャズアレンジされたディズニーソングの魅力です。 その場その場で自分を高めるときに、ぜひ聞いてみてください。

ジャズプレーヤーが紹介するおすすめのジャズ10選

ジャズ好きの方も、そうでない方もこんにちは!
まだまだですが私もジャズプレーヤーのはしくれです。
そんな私がプレイヤー、リスナーという二つの視点からおすすめのジャズを10曲紹介させていただきます。

Autumn Leaves


ジャズスタンダードといったらこれ!ってイメージもあるぐらい定番です。
メジャー、マイナーのツーファイブワンでほとんどが構成されています。

意外に思われるかもしれませんが枯葉はシャンソンが原曲で、それをジャズ風にアレンジしたものです。私の大好きな椎名林檎もカバーしています。
ちなみに私の作成したコード暗記アプリはsomethin’ elseのジャケットをオマージュしています。(笑)

Fly Me To The Moon


ダイアトニックコードのみで、ツーファイブばかり出ててきて、枯葉と並んで初心者にお勧めの一曲です。
またセッションではジャズボーカルの方だけでなく様々な方に演奏されますね。

エヴァンゲリオンのエンディングで有名なFly me to the moonはジャズスタンダードです。映画版では宇多田ヒカルが歌っていますよね。

Take Five


Take Fiveはポール・デスモンド作曲の曲で、ジャズには珍しく5拍子の曲です。
なのでジャズプレーヤーにはちょっと敬遠されがちです(笑)
またスケール一発でアドリブができます。

日本では1987年に「アリナミンV」のCMで使用され、以降も様々な番組で使われています。なのでどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか?
またJUJUもカバーをしていますね。

イパネマの娘


ボサノバの代名詞ともいわれるような曲ですね。
休日の昼間にコーヒーでも飲みながら聞きたくなりますよね。
シンプルに聞こえますが実は結構コードチェンジが多く難しい曲です。 イマネマの娘にはモデルがいて、エロイーザ・ピニェイロという方です。

Now’s the Time


ご紹介している動画はジャズの原点を作り上げたといわれるチャーリー・パーカーの演奏で、多くのジャズプレーヤーが彼のアドリブを勉強しています。
ジャムセッションでは最後にみんなで演奏したりする場所もあります。

ブルースといわれる曲ですね。
代表的なブルース曲は他にはbillie’s bounceやbugs grooveなどがあります。あとは孤独のグルメをご覧になったことがある方はわかるかもしれませんが劇中で流れている曲もブルースですね。

Satin Doll


ビッグバンドが元なのであまりジャムセッションで演奏されないかといわれると、そうでもなくよく演奏されます。2ツーファイブフレーズが多く使われていますが、キーが違うので中級者向きの曲になるかと思います。

軽いノリで人気のある曲です。Satin dollには いかした男、おしゃれな女 という意味もあるそうです。デューク・エリントンらしい雰囲気が漂いますね。
また六本木にサテンドールというジャズレストランがあります。

L-O-V-E


最近ですとキリン1番搾りcmソングとしても使われており、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ナット・キング・コールの名曲ですね。

コード解析はまだしていませんが、移調もせず、ツーファイブがよく使われているので初心者にもお勧めの一曲かと思います。
あまりセッション経験がないのであてになるかはわかりませんが、あまりL-O-V-Eを演奏している方は見かけませんね。

My Favourite Things


この曲は絶対に聞いたことがあると思います!
そうです!JR東海の『そうだ京都へ行こう』のCMで使われています。
ちなみに24年間同じMy favourite things 私のお気に入り が使われているみたいです。
また坂道のアポロンの文化祭のシーンでも演奏されており、そちらも素晴らしかったです!

いつか王子様が

ディズニーの白雪姫の曲ですね。
個人的にこの曲はビル・エバンスのバージョンが好きで、繊細なタッチの物静かなイントロが最高です! シンプルに聞こえますが3拍子の曲で、ノンダイアトニックコードが多く中級者向きの曲ですね。

酒とバラの日々


ジャズをあまり聞かない方にはなじみがないかもしれませんが、とてもきれいなメロディーで聞きやすい曲です。
もともとは若い夫婦が酒におぼれてアル中になってしまうというストーリーの映画音楽の音楽です。映画自体はあまりヒットしなかったようです。
ジャズミュージシャンにはとても人気の高い曲でセッションでもよく聞きますね。
ノンダイアトニックが出てきますが、だいたいツーファイブのコード進行です。
様々なキーでのツーファイブのフレーズを練習するにはもってこいの曲ですね。