Miles Davisフレーズ1 メジャーツーファイブワン
解析
Fメジャー(Gm7 C7 FM7)のツーファイブワンですね。
DEXTER GORDON – Softly As in The Morningテーマからアドリブに入る58秒当たりのフレーズです。
コード進行Em A7 DmE(トニック)のあとG(ドミナント)が二連続で続句部分は終息させたい!という気持ちを持たせます。
そこからのA(トニック)で終息させてそのあとブルーノートスケールの特徴的な音のE♭で違和感を持たせてC(トニック)で落ち着かせるという考えられたフレーズですね。
不安定続きから安定させる。
不安定な音は安定な音で挟み込むと良いのでしょうね。
私の大好きなキャンディー・ダルファー様のご機嫌でファンキーなフレーズを紹介します!
キャンディー・ダルファーはオランダ アムステルダム出身のサックス奏者 マドンナやプリンスらのオランダ公演でのバックバンドミュージシャンとして注目を集める。プリンスのアルバムにも参加して評価を得るも、自身のリーダー作にこだわる姿勢を見せ、袂を分かつこととなる。(Wikipediaより抜粋)私が一番好きなサックス奏者です。 美人な上に情熱的!もうメロメロです。 彼女ほどあるとサックスが似合う女性はいません! キャンディ・ダルファーのフレーズ一つ一つがかっこよすぎる! またライブは音楽だけでなくエンターテイメントとしてとても楽しいです。 ブルーノートに行ったときは私の目の前を通って。。。いい匂いでした(笑)
Pick up the pieces 2:30あたりのフレーズです。 Dマイナーペンタトニックで構成されています。
sax a go goで使われているフレーズです。 Gブルーノートスケールで構成されています。
アドリブフレーズではなくSax a go goのテーマです。 Cブルーノートスケールです。
動画でも記載がありますが
1小節ごとにDm→G7とコードを変化させると考えると
Dm A(5) F(m3) D(1) A(5) C#(7) A(5) C(♭7) A(5)
G7 B(3)
ただ2拍ごとに変化するツーファイブワンと考えることもできます。
Dm A(5) F(m3) D(1) A(5)
G7 C#(#11) A(9) C(アプローチノート) A(アプローチノート)
CM7 B(7)
G7のC,AはBへ向かうためのアプローチノートと考えられます。
作成したフレーズのご紹介(コード進行Dm→G7)
作り方
フレーズ後半部分
1.ターゲット音を決める(Gのコード構成音から)
2.できる限りコード構成音を使い半音進行での下がり方、上がり方を決める(表拍を決める)
3.裏拍の音をコード構成音から決める
フレーズ前半部分
4.適当にコード構成音を当てはめる
コード進行Dm→G7
参考
Dmの構成音 D,F,A
G7の構成音 G,B,D,F
ターゲット音はGとする
A→G#→Gと半音ずつ下がる。
AはDmの構成音
A | ? | G# | ? | G |
AとGは使われているためDとする。
A | D | G# | D | G |
F | D | A | D | F | A | D | G# | D | G |
1.コード構成音を覚える
2.フレーズ後半部分のパターンを覚える
1は基礎練ということで割愛
後半部分のパターンは以下の3要素が決まれ場システマチックに作れます。
このパターンを体に叩き込む練習です。
終着音×終着音へ上昇で行くか、下降で行くか×裏拍の音
これをもとに作成してみました。
終着音 | 上昇/下降 | 裏拍の音 | フレーズ |
G | 上昇 | D | F D F# D G |
G | 上昇 | A | F A F# A G |
G | 下降 | F | A F G# F G |
G | 下降 | D | A D G# D G |
B | 上昇 | F | A F B♭ F B |
B | 上昇 | D | A D B♭ D B |
B | 下降 | F | D F C# F C F B |
B | 下降 | A | D A C# A C A B |
D | 上昇 | F | A F B♭ F C F C# F D |
D | 下降 | A | F A E A E♭ A D |
これを一般化すると
開始音 | 終着音 | 上昇/下降 | 裏拍の音 |
Ⅰの3度 | Ⅴの1度 | 上昇 | Ⅰの1度 |
Ⅰの3度 | Ⅴの1度 | 上昇 | Ⅰの5度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの1度 | 下降 | Ⅰの3度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの1度 | 下降 | Ⅰの1度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの3度 | 上昇 | Ⅰの3度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの3度 | 上昇 | Ⅰの1度 |
Ⅰの1度 | Ⅴの3度 | 下降 | Ⅰの3度 |
Ⅰの1度 | Ⅴの3度 | 下降 | Ⅰの5度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの5度 | 上昇 | Ⅰの3度 |
Ⅰの3度 | Ⅴの5度 | 下降 | Ⅰの5度 |
John Coltraneフレーズを紹介している動画より
2-5のあとキーを変えて2-5-1です。
Em7のところでCが使われている理由は、、、正直わかりませんが。。 それ以外の部分はコードトーンにのっとってますね。
Em7 | A7 |
C G C E | C# A C# E |
このフレーズとてもビバップらしいフレーズですね
John Coltraneフレーズを紹介している動画より
ほぼコードトーンだけでこんなにかっこよくなるもんなんですね。。。 感服です。