今回はジャズ初心者が少し敷居が高い、、、けど参加してみたい!というジャムセッションについて概要と、入店から演奏終了までの流れなどをご紹介したいと思います。
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ジャムセッションとは?
ジャムセッションとはミュージシャンが即興的に演奏することです。
軽く打ち合わせをして(テンポ決め等)いざスタート!って感じです。
お店入店からジャムセッション開始までの流れ
お店によって若干の違いはあるかもしれませんがだいたいは以下の通りです。
①お店に入りお店の方に演奏する楽器を伝えます。
(あまり多くの曲数を演奏できない方はここで枯葉とBye Bye Blackbirdと・・・ならできますということを伝えた方が良いです。)
②他の人の演奏を聴きながら名前が呼ばれるのを待ちます。
③名前が呼ばれたらいよいよセッションの開始です。
ほかのメンバーに挨拶をし、テンポ、キーなどを決め演奏開始です。
演奏の流れ
チェット・ベイカーのBut Not For Meを用いて解説していきます。
①曲の基本的な流れは以下の通りです。
【イントロ】-【テーマ】-【ソロ】-【テーマ】-【エンディング】
詳細を説明していきます。
①イントロ:テーマに入る前の部分です。ピアノの方がやることが多いです。
But Not For Me でいうと歌が始まる前 34秒ぐらいまでがイントロに当たります。
②テーマ:譜面の通りに演奏します(アレンジしてもかまいません)
But Not For Me でいうとチェットが歌い終える前 1:23秒ぐらいまでがテーマに当たります。
③ソロ:譜面のコードに沿ってアドリブを行うことです。But Not For Me ではトランペット→ピアノという流れでアドリブを行っていますね。
一般的には金管楽器→ピアノ→ベース→ドラムの※4バースというものが多いです。
事前打ち合わせで決めましょう。
※4バースとは4小節(4バース)ずつ交互にソロを掛け合いをとること
④テーマ:譜面の通りに演奏しますが終わり方はなんとなくいい感じに終わるようにアレンジします。
参加するメリットは?
世界中で演奏ができる!
ジャムセッションができれば、日本全国各地、それどころか世界中どこでもサックスなどの楽器一つでいろいろな人と音楽を通じてコミュニケーションができます!(ピアノの場合は楽器すら持つ必要がありませんね)
自分のレベルを知ることができる。
他の人に比べてどれだけ自分ができていないのか、何ができていないのかを理解することができます。
またプロの演奏よりも自分にレベルが近い人の演奏を聴くことができるので改善ポイントを見出しやすいです。
(ジョシュア・レッドマン、キャンディー・ダルファーの演奏とかうますぎて参考にしにくいですよね(笑)
情報交換ができる
セッションに参加している人同士情報交換ができるというのもジャムセッションの特徴ですね。
うまい人はどんな練習をしているのか、どこでサックスを練習しているのかなど聞き出せるのでお勧めです。
かっこいい
会社帰りに今日ちょっとジャズしにいくので帰ります。とか言えるとかっこいいです(笑)
参加するデメリットは?
スタジオ練習よりコスパがわるい
演奏できて1時間に2曲程度で、ミュージックチャージ+ワンドリンクで2,500円ぐらいなのでバンドを組んでいてスタジオで練習できるって方にとっては少しコスパが悪いです。
緊張する
めっちゃ緊張しますよねやっぱ。
前回久々に参加した時は足がガクガク震えました(笑)
でも音響の良いところで大きな音を出して演奏するってのは気持ちがいいもんでした!
初心者が上達するための練習方法
フレーズを覚える
セッションなんとなく演奏できるけどフレーズ感が出ないと悩んでる方への記事でも書きましたがいまいちだな。かっこよくないなと思うときはフレーズ感が出てないことが多いと思います。(私は特にそうでした。)
また好みはあるとは思いますが個人的に初心者がフレーズをコピーする際のお勧めはビ・バップのアーティスト
チャーリー・パーカーなどです。
ジャズの種類についてご紹介でもご紹介しましたが、ビ・バップはコード感が聞き取れるようなアドリブが特徴です。
コード感が出せていればかっこよく聞こえます。
またコード解析がしやすく、コピーしたフレーズをヒントに新たなフレーズを作りやすいためです。
コード、スケールを覚える
曲に沿ったフレーズを覚えてセッションに行くというのが一曲をアドリブするのに最もスピーディーなやり方ではあるのですが、コード、スケールといった理論がないと応用がききません。
応用がきくと何が良いかというと
①一つのフレーズがほかの曲で使える。
キーを変えて演奏ができればほかの曲で使えますよね。
②一つのフレーズをアレンジしたフレーズが使える。
全く同じフレーズではなく雰囲気が似たフレーズを即興で作ることができ、演奏の幅が広がります。
例えば以下のものなんかがそうです。
場慣れをする
個人的には初心者の方はいきなりジャムセッションに行くよりSomethin Jazz Club(セッションだけどいろいろと教えてくれる)に行ったり、レッスンに行くことをお勧めいたします。
また音楽教室に参加してみるのもよいかと思います。
山野音楽教室などは無料で体験レッスンなども行っています。
山野音楽教室の評判、特徴、レッスンの体験談のご紹介で私が体験をしてみたときのレッスンまでの流れなどもご紹介しておりますので、ご参考になれば幸いです。