Sonny Clerk(ソニー・クラーク)のフレーズをご紹介いたします。
Sonny Clerkフレーズ1 ブルーノートスケール
Sonny ClarkのSoftly as in A Morning Sunriseを耳コピしてみました。
スケールのルートの音のDからフレーズは始まります。
F,F#,Gのあたりがブルーノートスケールらしい響きですね。
モダン・ジャズ(ビバップ)の父 チャーリー・パーカーのフレーズをご紹介いたします。
キーはCです。
Now’s the timeのフレーズです。非常に有名なフレーズです。
こちらもNow’s the timeのフレーズです。
Aブルーノートスケールで構成されています。(A,C,D,E♭,E,G)
E(トニック)のあとG(ドミナント)が二連続で続句部分は終息させたい!という気持ちを持たせます。
そこからのA(トニック)で終息させてそのあとブルーノートスケールの特徴的な音のE♭で違和感を持たせてC(トニック)で落ち着かせるという考えられたフレーズですね。
不安定続きから安定させる。
不安定な音は安定な音で挟み込むと良いのでしょうね。
John Coltrane(ジョン・コルトレーン)のフレーズを解析、紹介いたします。
随時更新予定です。
<li>1小節目前半の4音 Dmの【5 3 1 5】の構成音です。</li>
<li> 1小節目後半の4音と2小節目の最初の音</li>
→G7の3度の音に向けて表拍(5,7)音は半音ずつ下がります。
→裏拍(6,8)音はDmの5度のまま
メジャーツーファイブと書いてはいますが、マイナー7thにあてこめますね。
作成したフレーズのご紹介(コード進行Dm→G7)
作り方
フレーズ後半部分
1.ターゲット音を決める(Gのコード構成音から)
2.できる限りコード構成音を使い半音進行での下がり方、上がり方を決める(表拍を決める)
3.裏拍の音をコード構成音から決める
フレーズ前半部分
4.適当にコード構成音を当てはめる
コード進行Dm→G7
参考
Dmの構成音 D,F,A
G7の構成音 G,B,D,F
ターゲット音はGとする
A→G#→Gと半音ずつ下がる。
AはDmの構成音
A | ? | G# | ? | G |
AとGは使われているためDとする。
A | D | G# | D | G |
F | D | A | D | F | A | D | G# | D | G |
1.コード構成音を覚える
2.フレーズ後半部分のパターンを覚える
1は基礎練ということで割愛
後半部分のパターンは以下の3要素が決まれ場システマチックに作れます。
このパターンを体に叩き込む練習です。
終着音×終着音へ上昇で行くか、下降で行くか×裏拍の音
これをもとに作成してみました。
終着音 | 上昇/下降 | 裏拍の音 | フレーズ |
G | 上昇 | D | F D F# D G |
G | 上昇 | A | F A F# A G |
G | 下降 | F | A F G# F G |
G | 下降 | D | A D G# D G |
B | 上昇 | F | A F B♭ F B |
B | 上昇 | D | A D B♭ D B |
B | 下降 | F | D F C# F C F B |
B | 下降 | A | D A C# A C A B |
D | 上昇 | F | A F B♭ F C F C# F D |
D | 下降 | A | F A E A E♭ A D |
これを一般化すると
開始音 | 終着音 | 上昇/下降 | 裏拍の音 |
Ⅰの3度 | Ⅴの1度 | 上昇 | Ⅰの1度 |
Ⅰの3度 | Ⅴの1度 | 上昇 | Ⅰの5度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの1度 | 下降 | Ⅰの3度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの1度 | 下降 | Ⅰの1度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの3度 | 上昇 | Ⅰの3度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの3度 | 上昇 | Ⅰの1度 |
Ⅰの1度 | Ⅴの3度 | 下降 | Ⅰの3度 |
Ⅰの1度 | Ⅴの3度 | 下降 | Ⅰの5度 |
Ⅰの5度 | Ⅴの5度 | 上昇 | Ⅰの3度 |
Ⅰの3度 | Ⅴの5度 | 下降 | Ⅰの5度 |
John Coltraneフレーズを紹介している動画より
2-5のあとキーを変えて2-5-1です。
Em7のところでCが使われている理由は、、、正直わかりませんが。。
それ以外の部分はコードトーンにのっとってますね。
Em7 | A7 |
C G C E | C# A C# E |
このフレーズとてもビバップらしいフレーズですね
John Coltraneフレーズを紹介している動画より
ほぼコードトーンだけでこんなにかっこよくなるもんなんですね。。。
感服です。