ジャズ種類

ジャズの種類・歴史のご紹介

ジャズにはスイング、ビ・バップ、モード等様々なジャンル分けがなされることがあります。
大まかなジャズの種類と歴史について本記事ではご紹介させていただきます。

ジャズの歴史


ジャズの種類を理解するためにはまずは歴史をざっとさかのぼると理解しやすいので、ジャズの歴史を簡単にまとめました。

年代 種類 概要
1910年代 ディキシーランドジャズ ジャズの起源と考えられている。ブラスバンド行進曲にアドリブをつけたようなもの。
1930年代 スウィングジャズ 踊るための音楽、ディズニーのビッグバンドビートとかがこれにあたります
1940年代 ビバップ スウィングジャズに飽きたミュージシャンがコードトーンなどのルールの上でアドリブをする音楽、ダンスミュージックからは少しかけ離れ、大衆からは批判の声も。。。
1950年代 ハードバップ 基本はビバップと同じだが音楽理論にのっとってアドリブする音楽だが、よりメロディアスなフレーズを使うようになったことで大衆からの人気もアップ!ジャズ黄金期を迎える。
1960年代 モードジャズ ハードバップの殻をさらに破るためにできた音楽。ハードバップのコード的なアプローチではなく、スケール的なアプロ―チを用いたアドリブをする。
1960年代半ば フリージャズ モードジャズの殻を破るために生まれた音楽。コードもスケールも関係ないぜ!フリーダム!
1960年代後半 ジャズファンク 電子楽器を取り入れたジャズ、ディスコとかで流れてるあれです
1980年代初頭 アシッドジャズ イギリスのクラブシーンから生まれたジャズ、踊れるジャズ

フリージャズまでがジャズの本流、ジャズファンク、アシッドジャズなどは派生形といったイメージですね。
派生形はほかにもラジオで流れてるスムースジャズなどいろいろとあります。

ジャズ変革に大きく寄与したアーティスト紹介


上述ジャズの歴史の中のフリージャズまでの変革に大きく寄与したアーティストを3名ご紹介いたします。

チャーリー・パーカー

チャーリー・パーカー


1920年8月29日 – 1955年3月12日
カンザスシティ生まれのサックス奏者
デイジー・ガレスピーとともにモダンジャズの原型となるを作り、ビバップジャズの父ともいわれています。
年表からもわかるようにチャーリー・パーカー没後の1950年代にビバップが衰退していきます。

マイルス・デイビス

マイルス・デイビス


1926年5月26日 – 1991年9月28日
イリノイ州出身のトランぺッターで日本では彼のことをジャズの帝王と呼ぶ人もいます。
チャーリー・パーカーの元でビバップのキャリアを始め、1954年に発表した『ウォーキン』ハードバップのトップ・アーティストとしての地位を固めました。
チャーリー・パーカー没後、マイルス・デイビスは、モダン・ジャズ・カルテットやアートブレイキーとともにハード・バップを確立しました。
その後ハード・バップ、ビバップに限界を感じたマイルスは1959年に発表した『カインド・オブ・ブルー』を製作し、コードに頼らないスケール的なアプローチのモード・ジャズの方法論を示しました。
また自身が新しいジャンルの音楽をどんどん取り入れるだけではなく、勢いのある若手を自身のバンドに加え、演奏していきました。
上げればきりがないですが、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、ロン・カーター、ハービーハンコック、ジョン・スコフィールド、マーカスミラー。。。などなど
この人とこの人がこのアルバムで共演していた!などを知るのもジャズの面白みの一つですね。

ジョン・コルトレーン

ジョン・コルトレーン


ノースカロライナ生まれのサックス奏者
第一線で活躍した期間は十年余りでしたが、彼もまたマイルス・デイビスと同様にジャズのジャンル、音楽のジャンルを切り開いていった一人です。
そうだ京都へ行こう でもおなじみのmy favourite thingsを作曲したのはジョン・コルトレーンです。
キャリアの初期はチャーリー・パーカーとともにビバップを作り上げたデイジー・ガレスピーの下で演奏しているハード・バップ奏者でした。
その後はマイルス・デイビスバンドにも参加します。
モード・ジャズの始まりともいわれているマイルス・デイビスの『カインド・オブ・ブルー』のレコーディングにも参加しています。
このころから独自の音楽性を追求するようになっていきます。
そして1965『アセンション』を発表し、本格的にフリージャズに取り組むようになっていきます。
ちなみにジョン・コルトレーンは1940年代ごろからチャーリー・パーカーを研究していたといわれています。
マイルス同様コルトレーンの音楽の原点はチャーリー・パーカーにあったのでしょう。

ジャズの種類のご紹介

ディキシーランド・ジャズ、ニューオーリンズ・ジャズ


20世紀初頭にニューオーリンズで演奏されたジャズで、ジャズの起源と考えられています。
ブラスバンドの行進曲、フランスのカドリーユ、ラグタイム、ブルースを融合してできたジャンルで、コルネット(または、トランペット)、トロンボーン、クラリネットなどの3管が中心となって、集団即興演奏をおこなったジャズの演奏スタイルが、その典型とされています。

スイングジャズ


1930年代にはじまったスウィングリズムが軽快なダンスミュージック!
ディズニーランドのビッグバンドビートなどはスイングジャズに当たります。
演奏の中でソロを取ることもありますが、ソロも譜面があり、決まっているものが多いです。
代表的なアーティスト:カウント・ベーシー、デューク・エリントン

ビバップ

1940年代に確立されたコード進行に沿って、アドリブをするという音楽です。
スイング・ジャズに飽きたミュージシャンたちがライブの後にセッションをし、そこから確立された音楽とされています。
コード進行の構成音などのルールの中でできるだけ速く、多くの音符を演奏することでミュージシャンが己のテクニックを競い合っていました。
ただ、スウィングのように娯楽のための音楽、ダンスのための音楽ではなくなったことや、メロディアスな音楽でなくなったことから大衆からは批判もありました。

代表的なアーティスト:チャーリー・パーカー,デイジー・ガレスピー

ハードバップ 




1950年代半ばに確立された音楽です。基本的にはビ・バップと同様にコード(和音)進行に沿って、アドリブをするという音楽ですが、コード進行に沿ったコードの羅列ではなくメロディアスなフレーズが用いられるようになりました。このことによりビ・バップでジャズから離れていった大衆からもジャズが評価されるようなり、ジャズの黄金期を支えました。
ジャズ評論家によればアート・ブレイキー『バードランドの夜』〈1954年〉をハードバップの誕生アルバムとしています。。
ビバップ、ハードバップ差が分かりにくいものもありますが、張り付けたyoutubeのビバップ(チャーリー・パーカーのconfirmation)とハードバップ(ハンク・モブレーのRecado Bossa Nova)は明らかにハードバップの方がメロディアスに聞こえますよね。
代表的なアーティスト:マイルス・デイビス、アートブレイキー、ジョン・コルトレーン、ハンク・モブレー

モードジャズ

ビ・バップのマンネリ化しつつあるころにマイルス・デイビスがKind of blueというアルバムでその壁を打ち破りました。
その音楽こそモードジャズと呼ばれています。
ビバップより都会的な雰囲気がしますよね。
代表的なアーティスト:マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン

フリージャズ



ビ・バップがマンネリ化しつつあるころに打開しようとしたもう一つのジャズがフリージャズです。コードもくそもあるか!っていうようなジャズです。
聞いていただいてわかると思いますが自由すぎます。
個人的にはあまり好きではないかな。
代表的なアーティスト:オーネット・コールマン、ジョン・コルトレーン

ジャズファンク


1960年代後半にマイルス・デイビスらジャズミュージシャンが電子楽器を取り入れたのが始まりです。
R&Bやソウル、ゴスペルがルーツですが、「コード進行をパターンとしてくり返す」というジャズの要素も持ち合わせており、ディスコなどで踊れる音楽です。

アシッドジャズ

イギリスのクラブシーンから派生したジャズ。この辺に来るともうジャズって何者なんだろうって感じですが。個人的には大好物です。
代表的なアーティスト:ジャミロクワイ、suchmos

フュージョン



電子楽器を多用しジャズとロックなどほかの音楽がフュージョン(融合)したジャズです。T-SQUAREの TRUTHは日本人なら一度は聞いたことあるのではないでしょうか。
代表的なアーティスト:ウェザー・リポート、T-SQUARE

スムースジャズ

アメリカのラジオ局が使い始めたジャズのスタイル。ラジオ感がありますよね。
代表的なアーティスト:KENNY G,BOB JAMES

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