カテゴリー別アーカイブ: ジャズ曲分析

chameleon アドリブアイディア

コード進行は大変シンプルで Cm7 F7 の繰り返しです。アドリブアイディアとしては下記スケールが使えます。Cm7,E7がダイアトニックコードとして含まれるのはB♭メジャーですので
・B♭メジャースケール(B♭,C,D,E♭,F,G,Am)
・B♭メジャーペンタ(B,C,D,F,G)
がつかえますね。(ダイアトニックコード参考)

間間でコード分散和音を挟むといったアドリブもよいと思います。

Billie’s Bounceのテーマから得るアドリブのヒント①

コード進行はG7→C7です。

すごいですよね。
何がすごいかっていうとアプローチノートとコードトーンしか使わずにメロディーができているところ!
G7の初めの4音はアプローチノート、次の4音はコードトーン+C7のコードトーン!
でC7に入ってからはコードトーンです。

シンプルだけどビバップっぽさがよく出ているフレーズ。

・・・このアイディアを用いてなんとなく作ってみました。

アプローチノートとコードトーンだけ

なんですがいまいちかっこよくない。。。
もう少し研究します。

Girl from ipanemaコード解析と使えるスケール


ボサノバどいえばこの曲ですよね。

Girl from ipanema コード分析(inB♭)をしていきます。
Bフラット管ではキーはGです。
私はテナーサックス(Bフラット管)吹きなのでBフラット管での分析を行います。
解析してみて初心者向けではないなと感じました。
理由としては
・いろんなスケールが出てくる(ノンダイアトニックばかり)
・小節数が32ではない等ということで

逆にノンダイアトニックを聞かせるだけでそれなりに曲っぽさは出るのかなとも思います。

ダイアトニックコードを書き出します。※ダイアトニックについてはこちら参照

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(b5)
GM7 Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 F#m7(b5)

キーがGなのでベースはGメジャースケールで演奏します。
Gメジャー(G,A,B,C,D,E,F#)

■1~4小節 
GM7 → A7
A7はノンダイアトニックでAm7との違いは3度の音つまり、C#を使うことを心がけましょう。

■5~8小節 
Am7 → D7 → GM7 → D7
譜面によって違うかもしれませんがここはメジャーツーファイブワンで行きましょう。

■9~12小節
GM7 → A7
A7はノンダイアトニックでAm7との違いは3度の音つまり、C#を使うことを心がけましょう。

■13~16小節  
Am7 → D7 → GM7
譜面によって違うかもしれませんがここもメジャーツーファイブワンで行きましょう。

■17~20小節
A♭M7 → D♭7
変則的な4度進行です。
A♭M7はD#メジャー
D♭7はF#メジャー

■21~24小節
BM7 → E7
変則的な4度進行です。
BM7はF#メジャー
E7はAメジャー

■25~28小節
CM7 → F7
変則的な4度進行です。
CM7はGメジャー
F7はA#メジャー

17~28はスケールがコロコロ変わりますので要練習ですね。

■29~32小節
・Bm7 → E7(-5) → Am7 → D7(-5)
ここも4度進行ですがそれぞれスケールもバラバラ。。。
コード分散で行きましょう。

■33~36小節
1~4と同じです。

■37~40小節
5~8と同じです。

Now’s the time(ブルース)コード解析と使えるスケール

Now’s the time コード分析(inB♭)をしていきます。
Bフラット管ではキーはGMです。
ピアノではFでNow’s the time やBugs grooveなどをまとめてFブルースなどと言ったりしますよね。
チャーリーパーカー
私はテナーサックス(Bフラット管)吹きなのでBフラット管での分析を行います。

ダイアトニックコードを書き出します。※ダイアトニックについてはこちら参照

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(b5)
GM7 Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 F#m7(b5)

Gブルーノートスケール一発でいけます!詳細は省きますが
G,B♭,C,C#,D,Fを使うだけでブルージーに聞こえます。

■1~4小節 
D7 → G7 → D7
ノンダイアトニックですね。
ここはブルーノートスケールもしくはGメジャースケールを使いましょう。

■5~8小節
G7 → G#dim → D → F#m7 → B7
G#dimはノンダイアトニックの音のG#
B7はD#を使うとコード感がでます。

■9~12小節
Em7 → A7 → D → Em7 → A7
Em7 → A7 → D メジャーツーファイブワン
Em7 → A7 メジャーツーファイブ

Now’s the timeのチャーリーパーカーアドリブフレーズ
Now’s the timeのチャーリーパーカーアドリブフレーズ2
などが使えます。
またジャズのアドリブを実践できるページにてブルースのアドリブ体験できます!

Take Fiveコード解析と使えるスケール

Take Five コード分析(inB♭)をしていきます。
Bフラット管ではキーはFm(A♭M)です。
私はテナーサックス(Bフラット管)吹きなのでBフラット管での分析を行います。

ダイアトニックコードを書き出します。※ダイアトニックについてはこちら参照

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(b5)
A♭M7 A#m7 Cm7 C#M7 D#7 Fm7 Gm7(b5)

キーがFmなのでベースはFマイナースケールで演奏します。
Fマイナー(F,G,A♭,A#,C,C#,D#)

■1~8小節 
Fm7 → Cm7 の繰り返し
・Fマイナー一発でいけますね。

■9~12小節 
C# → A#m7 → Cm7 → Fm7 → A#m7 → D#7 → A♭ → A♭7
・基本的にはFマイナー一発でOK
・A#m7 → D#7 → A♭ → A♭7はA♭のメジャーツーファイブワンを使えばなおよしですね。

■13~16小節
C# → A#m7 → Cm7 → Fm7 → A#m7 → D#7 → Gm → C7
・基本的にはFマイナー一発でOK
・A#m7 → D#7はA♭メジャーのツーファイブで行きましょう!
・Gm → C7はFメジャーのツーファイブで行きましょう!

以降
Fm7 → Cm7 の繰り返し

自由すぎてどうしてよいかわからない感がありますよね。
Fマイナースケール一発で基本的にはOKですが、のっぺりした感じになってしまいますので、随所でコード分散やツーファイブワンフレーズを使いましょう。

Night and day そこそこのレベルになる魔法の譜面(初心者向け)

理論にのっとりスケールを当てはめたNight and dayの譜面(?)を作ってみました。
これを見つつ練習してみると良いと思います。(B♭用の譜面です)

■1~4

D♭M7 C7 FM7 FM7
D→D♭ Fメジャー

■5~8

D♭M7 C7 FM7 FM7
D→D♭ Fメジャー

■9~12小節

Bm7-5 E7 Am7 D7
Cメジャーのマイナーツーファイブワン

■13~16小節

Gm7 C7 FM7 FM7
Fメジャーのメジャーツーファイブ

■17~20小節

D♭M7 C7 FM7 FM7
D→D♭ Fメジャー

■21~24小節

D♭M7 C7 FM7 FM7
D→D♭ Fメジャー

■25~28小節

Bm7-5 E7 Am7 D7
Cメジャーのマイナーツーファイブワン

■29~32小節

Gm7 C7 FM7 FM7
Fメジャーのメジャーツーファイブ

■33~36小節

A♭M7 A♭M7 FM7 FM7
FメジャーのD→D# Fメジャー

■36~40小節

A♭M7 A♭M7 FM7 FM7
FメジャーのD→D# Fメジャー

■41~44小節

Bm7-5 E7 Am7 D7
Cメジャーのマイナーツーファイブワン

■45~48小節

Gm7 C7 FM7 FM7
Fメジャーのメジャーツーファイブ

Night and dayコード解析と使えるスケール(inB♭)

Night and dayコード分析(inB♭)をしていきます。
ジャズボーカリストがよく歌う曲ですね。

BフラットではキーはFメジャーです。
ダイアトニックコードはFM7、Gm7、G#m7、A#M7、C7、Dm7、Em7-5
ダイアトニックコードに関してはこちらをご覧ください。

メジャーキーの曲に一瞬マイナーキーのコードを埋め込むことをサブドミナントマイナーなのでサブドミナントマイナーを開設するためにFマイナーのダイアトニックも書いておきます。
FマイナーのダイアトニックコードはFm7、Gm7-5、G#M7、A#m7、Cm7、C#M7、D#7

■1~4小節目
D♭M7 → C7 → FM7
D♭M7はサブドミナントマイナーです。(サブドミナントマイナーに詳細がございます)
あえてリハーモナイズ(コードの付け替え)をしているのでコード分散和音を使いましょう。
コード分散和音は D♭、F、G#、C ですのでD♭を意識して使えばokです。

■5~8小節目
D♭M7 → C7 → FM7
1~4小節目と同じです。

■9~12小節
Bm7-5 → E7 → Am7 → D7
Cメジャーに移調していますね。
Cメジャーのマイナーツーファイブワンを使いましょう。

■13~16小節
Gm7 → C7 → FM7
Fメジャーのツーファイブワンです。

■17~20小節,21~24小節
1~4と同じです。

■25~28小節
9~12と同じです。

■29~32小節
13~16と同じです。

■33~36小節,37〜40小節
A♭M7 → FM7
A♭M7はサブドミナントマイナーですね。
FM7はダイアトニックです。
なのでA♭M7はコード分散和音は(A♭,C,D#,G)
なのでD#を使うことを意識してアドリブをしましょう。

■41~44小節
9~12と同じです。

■45~48小節
13~16と同じです。

Days Of Wine And Roses そこそこのレベルになる魔法の譜面(初心者向け)

理論にのっとりスケールを当てはめたDays Of Wine And Rosesの譜面を作ってみました。
これを見つつ練習してみると良いと思います。(B♭用の譜面です)

覚えるべきフレーズ
Aのメジャーツーファイブ
A#のメジャーツーファイブ
Gのメジャーツーファイブ

Gの短いマイナーツーファイブ
Dの短いメジャーツーファイブ
Dの短いマイナーツーファイブワン

1~4

GM7 F7 Bm7 E7
Gメジャー F#→F、A→A#に Aのメジャーツーファイブ

5~8

Am7 Bm7 Cm7 F7
Gのメジャー A#のメジャーツーファイブ

9~12

Bm7 Em7 Am7 D7
Gのメジャー Gのメジャーツーファイブ

13~17

F#m7(♭5) B7 Em7 A7 Am7 D7 GM7
Gのマイナーツーファイブ Dのメジャーツーファイブ Gのメジャーツーファイブワン

18~20小節

GM7 F7 Bm7 E7
Gメジャー F#→F、A→A#に Aのメジャーツーファイブ

21~24小節

Am7 Bm7 Cm7 F7
Gのメジャー A#のメジャーツーファイブ

25~28

Bm7 Em7 C#m7-5 F#7 Bm7
Gメジャースケール Dのマイナーツーファイブワン

29~32

Em7 Am7 D7 G E7 Am7 D7
Gメジャースケール Gメジャーツーファイブ Gメジャースケール G→G#に Gメジャーツーファイブ

Days Of Wine And Rosesコード解析と使えるスケール

Days Of Wine And Rosesコード分析(inB♭)をしていきます。
この曲いいですよね。とてもおしゃれで美しいメロディです。
Days Of Wine And Rosesは若い夫婦が酒におぼれてアル中になってしまうというストーリーの映画音楽です。

BフラットではキーはGメジャーです。
ダイアトニックコードはGM7、Am7、Bm7、CM7、D7、Em7、F#m7-5
ダイアトニックコードに関してはこちらをご覧ください。

■1~4小節目
GM7 → F7 → Bm7 → E7
いきなりノンダイアトニックばかり。
GM7はGメジャースケールで
F7でGメジャースケールと違うのはF#→F、A→A#です。この二音を使うとコード感がでます!
Bm7 → E7 はAのメジャーツーファイブですね。

■5~8小節目
Am7 → Bm7 → Cm7 → F7
Am7 → Bm7はダイアトニックコードなのでGメジャースケールで
Cm7 → F7 はA#のメジャーツーファイブですね。
1~4のメジャーツーファイブから半音上がってますね。

■9~12小節
Bm7 → Em7 → Am7 → D7
すべてダイアトニックコードですのでGメジャースケールで
Am7 → D7はGのメジャーツーファイブですね。

■13~17小節
F#m7(♭5)→ B7 → Em7 → A7 → Am7 → D7 → GM7
F#m7(♭5)→ B7 → Em7 はGのマイナーツーファイブワンです。
Em7 → A7 はDのメジャーツーファイブです。
Am7 → D7→ GM7 はGのメジャーツーファイブです。
これでもかってぐらいツーファイブフレーズのオンパレードですね。

■18~20小節
1~4と同じです。

■21~24小節
5~8と同じです。

■25~29小節
Bm7 → Em7 → C#m7-5 → F#7 → Bm7
Bm7 → Em7はダイアトニックコードですのでGメジャースケールで
C#m7-5 → F#7 → Bm7 はDのマイナーツーファイブワンです。

■29~32小節
Em7 → Am7 → D7 → G → E7 → Am7 → D7
Em7、Am7、D7、GはダイアトニックコードですのでGメジャースケールで
E7はG#を使うといいでしょう。
Am7 → D7はGのメジャーツーファイブですね。

ラ・ラ・ランドのピアノメロディーを解析してみた④マイナー9thのフレージング

ラ・ラ・ランドのピアノメロディーを解析してみた③の続きです。

 

ほとんど曲と同じになってしまいました。
Bm9(B D F# A C#)で構成されています。
D(3),C#(9),B(1)をゴニョゴニョしてB→A→F#です。